車検は通してから売ったほうが良い?車売却と車検について

2月から3月は新生活を迎えるにあたり、車を買い替えたり、手放したりという人が増えます。

ここで一つの素朴な疑問。

軽自動車を売却する時に気になることの1つに車検があります。そもそも愛車を売却するタイミングとして、車検を受けるのをきっかけに考える人もいるくらいです。

この時に、車検の期限がギリギリであるのなら、通しておいた方がいいのかなという気になってもおかしくありません。

車検を通したことで査定額が上がるのなら、通してから売却しようと考えるのは普通のことでしょう。

ここでは実際に車検を通すことで査定額がアップするのかどうかを確認していきます。

軽自動車の売却時に車検を通した方がいいの?

結論からお伝えしますと、売却をするのであれば車検を通す必要はありません。

絶対に通すなとまでは言いませんが、通したところで大きなメリットがないのも事実なのです。

では、どうして車検を通してから査定を受けるメリットがないのでしょうか。

その理由は中古車の買取業者の多くは自社や提携している修理工場を持っているからです。

中古車の売却時には査定をしますが、査定だけですべての検査をクリアできるワケではありません。

ですので、買取をしてから詳しい検査をし、その後に修理の必要があれば修理をしてから転売するのが業者の基本です。

つまり、車検が切れているのなら切れているで、自社で整備をした後に通すことが可能なのです。

この場合、必要な経費だけで車検を通すことができますので、顧客と取引する利益を載せる必要がありません。一般的な費用よりも格安で通せてしまいます。

結果、中古車の買取業者は車検そのものに大きなこだわりを見せずにどんどん買取をしていくのです。

車検を通すことでマイナスになる可能性がある?

査定を受ける前に車検を通すことにメリットがないと先ほど書きましたが、実はもう1つ大きな理由があります。

それは車検にかかる費用よりも査定額のアップになる額の方が低いという点です。

一般的なユーザーが車検を通す場合、必ずどこかの業者に依頼をすることになるでしょう。

自分で整備点検をして車検を通すという人も中にはいらっしゃるかもしれませんが、その数は少ないはずです。

先述したように車検そのものは、仮に切れていたとしても業者が格安で通すことができますので、車検が残っていたとしてもあまり査定額がアップしません。

ご存じの方も多いでしょうが、車検はいくら格安の業者に依頼をしたとしてもそれなりの額がかかってしまうものです。

半分以上は税金や自賠責保険など必要経費ではあるのですが、それだけのお金を支払っても査定額のアップには届きません。

車検にかかった費用が査定額のアップよりも大きければ、結果的にマイナスになってしまいますので、お勧めできないのです。

悪質な業者には気をつけよう

中古車売却における車検の期限を悪用する業者も存在していますので、紹介しておきましょう。

良くあるケースとしては査定時に車検が切れかかっているので、マイナスが大きくなりますとする業者です。

かなりの減額を提示してくるのですが、これは売り主が女性など車の知識がないなと判断された時に良く行われるそうです。

既にお伝えしているように車検が切れているからといって、大きく減額されることはありません。

ですので、この台詞を業者が言ってきたのなら、足元を見られていますので見切りをつけた方が良いでしょう。

もう1つのケースとしては車検の残存期間に応じて支払われるべき、自賠責保険の返戻金などを説明しない業者です。

車検が切れかかっている状態ですと特に問題はありません。

しかし、車検を通したばかりの状況ですと、返戻金も大きくなりますのできちんと説明を受けるようにしてください。

まとめ

自動車の売却と車検の関係については古くから言われてきたことです。

確かに期限ぎりぎりですと、わずかにマイナス査定とされることもあります。

しかし、それ以上に車検を通す費用のことを考えれば、通してしまうメリットがないのも事実なのです。

マイナス査定になると言っても大きく影響を与えないものですので、トータルに見ればプラスになっているでしょう。

車検を通した方が良いとする考え方もわかるのですが、大きなメリットはありませんので、そのまま売却をしてください。